文具・文房具・事務用品・事務機器の総合サイト オフマガNEXT

お問い合わせ

オフィスマガジンonline

ホーム > 文具ミニミニ歴史館

文具ミニミニ歴史館 〜業界商品の歴史を探る!〜

オフコン パソコン ファクシミリ 電子ファイル 複写機 ファクシミリ
ワープロ 電卓 社内印刷機 シュレッダー タイムレコーダー チェックライター
簡易製本機 OAサプライズ オフィス家具 学習机 カバン 製図・デザイン用品
電子文具 金封・のし ファンシー商品 アルバム 封筒・便せん 手帳・ダイアリー
ファイル・バインダー カッター パンチ ステープラー 粘着テープ 接着剤
のり 印章類・スタンプ 修正用品 そろばん ノート・学習帳 書道用品
鉛筆削り器 筆入れ 描画材 消しゴム 金属文具 鉛筆
マーキングペン ボールペン シャープペンシル 万年筆

金封・のし

 のし(熨斗)は、贈り物に添えるのしアワビの略。昔は実際にアワビをのして作って、それを和紙に包んで添えた。包み方の作法は、室町時代の将軍家あたりから起こり、流派が生まれ装飾的に発達していった。お金にはお金の、反物には反物の、といったように品物によりそれぞれの折り方があり、その折り方で中身が分かるほどだったという。

 和紙が貴重なものだったので、使われるのは一部の人々の間だけだったが、江戸時代に入って一般にも広がりはじめた。その後、大衆化とともに簡略化も進み、現在の金封は、その折り方の金子(きんす)包みから派生したと考えられる。

 市販されるようになったのは、大阪では封筒業者が兼業で製造するようになり、木版手刷りで、のしと水引は赤と草色の2席刷りのものが発売されてから。さらに明治38年頃活版印刷となり、経済的なことから需要が増加した。