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世界初の電卓は、1962年(昭和37年)に開発されたイギリスの「アニタ」。世界最初のコンピューター「エニアック」と同じ真空管式であった。
国内で初めて開発されたのは、その2年後の昭和39年。9月に現シャープの早川電機が「コンペットCS-10A」を55万5000円で発売した。キヤノンもこれに続いて12月に39万5000円で発売している。いずれもトランジスタを採用していた。そして、昭和47年8月にカシオ計算機が「カシオミニ」を1万2800円で発売、一挙に個人需要まで広がった。
ちなみに、演算部はトランジスタからIC、LSIへ、表示部はLEDから液晶へ、電源部はACからボタン電池、ソーラーへと現在まで進化。シェアは、シャープとカシオが二分している。