文具・文房具・事務用品・事務機器の総合サイト オフマガNEXT

お問い合わせ

オフィスマガジンonline

ホーム > 文具ミニミニ歴史館

文具ミニミニ歴史館 〜業界商品の歴史を探る!〜

オフコン パソコン ファクシミリ 電子ファイル 複写機 ファクシミリ
ワープロ 電卓 社内印刷機 シュレッダー タイムレコーダー チェックライター
簡易製本機 OAサプライズ オフィス家具 学習机 カバン 製図・デザイン用品
電子文具 金封・のし ファンシー商品 アルバム 封筒・便せん 手帳・ダイアリー
ファイル・バインダー カッター パンチ ステープラー 粘着テープ 接着剤
のり 印章類・スタンプ 修正用品 そろばん ノート・学習帳 書道用品
鉛筆削り器 筆入れ 描画材 消しゴム 金属文具 鉛筆
マーキングペン ボールペン シャープペンシル 万年筆

粘着テープ

 1920年(大正9年)、米国でセロハンが発明され、これをうまくのり付けする方法を工夫していた3M社のリチャード・ドルーが考案したのがセロハンテープ。「スコッチテープ」として発売された。当初は、マスキングテープとして自動車工場などで使われた。この時、すでに紙や布の粘着テープはあったが、透明なセロハンテープは画期的な発明となった。

 日本でも昭和5〜6年頃から試作が試みられ、昭和20年の終戦前に、日絆工業(現ニチバン)が軍部に試作品を納めている。戦闘機の塗装マスキングなどに使われた。戦後、GHQ(連合軍総司令部)は、全ての書簡を開封し、内容を検閲した。開けた封筒を再び封かんするのに大量のセロハンテープを必要としたが、本国から取り寄せるのは大変なので、戦時企業整備によってできた日絆工業に製造させることにし、昭和22年に国産初のセロハンテープが完成、同23年からは「セロテープ」の商標で一般にも販売を開始した。昭和24年からは積水工業も加わり、日本でも普及するようになった。