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文具ミニミニ歴史館 〜業界商品の歴史を探る!〜

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接着剤

 1892年に耐水性カゼイン「カゼイングルー」のアメリカの特許が成立。1900年には工場生産される。合板工業の発展に伴い、アメリカやドイツで接着剤が発展。第1次大戦には合板飛行機や船舶の製造によって大きく進歩し、酢酸ビニールやフィルム型フェノール系接着剤など各種用途向けの専用接着剤が登場してくる。

 わが国では、強力な接着剤としては膠(にかわ)しかなく、平安朝時代から使われていたが、取り扱いの不便さや保存性、耐久力などに問題があった。大正5年に合板用としてカゼインが輸入され、盛んに使われるようになる。その後、大正11年に電球口金用に油性石炭酸樹脂接着剤を完成させる。また昭和3年にはゴム糊による圧着式製靴法が発明される。

 昭和5年頃からベルトやハンドバッグなどが開発されて、工業用品にゴム糊が使われるようになった。また昭和6年には佐藤定吉が大豆グルー製法を完成させ、豊年製油㈱も全く違う方法で開発、合板用接着剤として一般に使われるようになった。その後、昭和12年に尿素樹脂接着剤が海軍航空技術廠で完成し、わが国の合成樹脂接着剤生産がスタートを切った。