文具・文房具・事務用品・事務機器の総合サイト オフマガNEXT

お問い合わせ

オフィスマガジンonline

ホーム > 新製品情報・特集 > コクヨ 散らかしたままでも美しい「落ち葉」のような色鉛筆を発売

コクヨ 散らかしたままでも美しい「落ち葉」のような色鉛筆を発売
2024年08月20日

コクヨ株式会社(本社:大阪市/社長:黒田 英邦)は、机の上にバラバラにおかれた状態でも美しく見える「落ち葉を模した色鉛筆」を、8月21日(水)より一般販売を開始します。

 

 

 

 

「落ち葉を模した色鉛筆」(1セット7色)

 

 

 

 

 

 

「落ち葉を模した色鉛筆」は、プロダクトデザインの国際コンペティション「コクヨデザインアワード2023」で優秀賞を受賞した吉田 峻晟(よしだ しゅんせい)氏の作品(作品名同様)を製品化したものです。

 

同作品は「embrace」をテーマにした「コクヨデザインアワード2023」において、「散らかっている状態」を一律にネガティブに捉えるのではなく、「散らかったままで美しいものを作る」という新たな発想から生み出された作品です。

 

製品化においては、作品のコンセプトをそのまま引き継ぎ、形状の美しさと手に握ったときのフィット感・質感の実現を重視しました。一方で、カラーバリエーションは幅広い年代において描画に使いやすいよう吉田氏監修のもとに調整を行いました。

 

3形状7色で1セットになっており、「落ち葉」のどこででも描ける製品仕様は、細かい描画から幅広の塗り方までさまざまな使い方を楽しむことができます。またパッケージは蓋を開けると美しい落ち葉の風景が広がるようにデザインされています。

 

■発売予定:2024年8月21日(水) ※店頭展開日は店舗により異なります。

■メーカー希望小売価格(消費税抜):1パッケージ7色入り 3,600円

■常設取扱店:コクヨ直営店舗

 ・THINK OF THINGS(JR原宿駅竹下口より徒歩3分)

 ・THE CAMPUS SHOP(JR品川駅港南口より徒歩3分 THE CAMPUS南館1F)

 ・KOKUYODOORS(「羽田空港第3ターミナル」駅直結 羽田エアポートガーデン 2F)
・コクヨ公式ステーショナリーオンラインショップ(https://www.kokuyo-shop.jp/

 ・コクヨステーショナリー楽天市場店(https://www.rakuten.co.jp/kokuyogst/

 

1.商品特徴

(1) 散らかった状態でも美しい形状や色

散らかった状態でも美しくあることで、整頓された状態以上の新たな感性を生み出すきっかけになります。パッケージは、感性の創出を促せるよう、色鉛筆の置き場所を固定させず自由に並べられるようにしており、配置の美しさに触れながら使えます。

散らかった状態でも美しく

 

(2) いろいろな部分で描画が可能

落ち葉全体が芯でできているため、どの部分でも自由に描画が可能です。

細かい描画から幅広の塗り方まで楽しめる

 

2.コクヨデザインアワードについて

コクヨデザインアワードは、ユーザー視点のものづくりの推進を目的に2002年にスタートしました。

以後、ほぼ毎年開催し、国内のデザインコンペティションの中でも歴史あるコンペティションとして認知されています。近年は海外からの応募者が半数近くを占めるなど、国際的なコンペティションとして成長を続けています。

 

受賞作品の製品化検討を前提にしており、MoMAのパーマネントコレクションに認定されている「カドケシ」をはじめ、「本当の定規」、「白と黒で書くノート」などユニークな発想の製品を生み出しています。近年では、2023年3月に製品化・発売された「スマートなダブルクリップ」が、2023年グッドデザイン金賞を受賞するなど、次なる高い評価にもつながっています。また、商品化プロセスにおいて受賞者との協業を行うなど、若手デザイナーの成長の支援や活躍の礎づくりにも力を入れています。

(コクヨデザインアワードWEBサイト:https://www.kokuyo.co.jp/award/

 

3.コクヨデザインアワード2023優秀賞受賞「落ち葉を模した色鉛筆」について
(1)最終審査に提出されたデザイナー作のモックアップ

 

(2)作品紹介動画

2023優秀賞|落ち葉を模した色鉛筆

https://youtu.be/qRY7ffHxUNs?si=lJM7pYGP8n0sbDd7

 

(3)コクヨデザインアワード2023審査員講評(2023年3月最終審査開催時/一部抜粋)

川村真司氏(Whateverチーフクリエイティブオフィサー)

「散らかっている」状態があった時、普通はどう整理したらいいかを考えるが、そのままにしておいても美しいものを作ればいい、という発想の転換。こうした視点は、ほかのプロダクトを考える時にもとても役立つ。

 

田根剛氏(Atelier Tsuyoshi Tane Architects 代表 建築家)

最終審査でプロトタイプを触った時に、古代人の石器のような手にフィットする感触がおもしろく、作者自身がこれを作ったと聞いて納得した。

 

田村奈穂氏(デザイナー)

とても詩的で、色彩の表現など視覚的にも素敵な作品。

 

柳原照弘氏(TERUHIRO YANAGIHARA STUDIO. CO LTD. クリエイティブディレクター・デザイナー)

実際に描いてみた時に、有機的な形状と自由に描ける楽しさに可能性を感じた。

 

吉泉聡氏(TAKT PROJECT 代表 デザイナー)

枯れ葉が落ちているさまは美しい、という日常のささやかな気づきと新鮮なまなざしが素敵だと思った。デザインの楽しさが凝縮していて応援したくなる作品です。

 

【参考】

「落ち葉を模した色鉛筆」デザイナープロフィール

 

 


吉田 峻晟(よしだ しゅんせい)

茨城県出身。2001年生まれ。玉川大学芸術学部メディア・デザイン学科(現アート・デザイン学科)で地域コミュニティのためのデザインを学びながら、自主制作でプロダクトデザインにも取り組む。大学3年生の時に「落ち葉を模した色鉛筆」でコクヨデザインアワード2023優秀賞を受賞。現在は、秋田公立美術大学大学院複合芸術研究科在学中。