ホーム > オフマガ ニュース一覧 > オカモトヤ 総合学習から生まれた新色『涼青の夏(りょうせいのなつ)』を発表!
文具を通じて学びを支える取り組みを続けてきた、株式会社オカモトヤ(東京都港区虎ノ門2-6-1虎ノ門ステーションタワー9階、代表取締役社長:鈴木美樹子)は、昨年度に引き続き、連携協定先の北海道・中富良野町(町長:小松田 清)の中富良野小学校の総合の時間で実施される「インクプロジェクト」の授業協力を実施してました。
中富良野の魅力を世界に届けようとする子ども達の想いが、「涼青の夏」という色に込められ、小学校最後の年にかけがえのない贈り物として誕生しました。
2026年2月18日に中富良野小学校で販売開始となり、ふるさと納税の返礼品としても採用が予定されています。

中富良野小学校では、昨年度から地域を“色”で表現するインクプロジェクトに取り組んでいます。そして今年、来年度の義務教育学校「なかふらの学園」へ移行する節目の年でもあり、現6年生にとっては小学校として最後の総合授業の時間となりました。子ども達は、「この学年だからこそできる、町の人にも町を知らない人にも届く贈り物をつくりたい」という想いを出発点に、地域の魅力をオリジナル万年筆インクで表現する学びを深めていきました。
オカモトヤは昨年に引き続き、授業パートナーとして、商品づくりの視点や調色のプロセスを学ぶ分野を担当。
「町の良さをどのように見つけるか」「どんな景色や季節を色で表現するか」「誰に、どのような物語として届けるか」
子ども達はこうした問いを掘り下げながら、地域を理解し、表現し、企画する力を養いました。
本プロジェクトは、総合学習専科の渡邊雄大教諭のもと、子ども達が“創る人”としての第一歩を踏み出す、地域発信型の新しい教育プログラムとして発展しています。
■町を観察し、感じることから始まった探求
最初のテーマは、「自分達だけが知る、中富良野の魅力はなんだろう?」という問いかけからでした。
子ども達は、北星山や校庭、住宅街、農園などへ足を運び、町の魅力や季節の変化を自分達の目で探っていきました。
「北星山の木の間から見上げる空」「ビルが無いからこそ見える大きなうろこ雲」「夏になると漂うメロン畑の甘い香り」そんな日常にある特別さを子ども達は一つ一つ言葉と画像に残していきました。
■青肉メロンから感じる“中富良野の夏”がテーマに
観察結果をもとに、似たイメージを持つ子ども同士がグループに分かれ、色の方向性を検討。
その中で選ばれたのが、中富良野の夏を象徴する「青肉メロン」をテーマにしたグループでした。
一般的に市場でよく見かけるのは果肉がオレンジ色の赤肉メロンですが、実は中富良野では鮮度が重要で流通しにくい青肉メロンも生産されています。この青肉メロンを食べると「夏が来た」と実感する、そんな町の暮らしに根付いた感覚を、子どもたちは色で表現したいと考えました。
今回の制作にあたり、保護者の協力で、青肉メロンの中でも希少性の高い品種「きみか」を実食。
甘味、香り、果汁の透明感から湧き上がるイメージをもとに、インクの色作りを進めていきました。
調色作業でイメージのい色を作る児童たち
■理科×デザイン×地域の魅力
インクの色作りは、理科の知識を活用した調色の工程から始まり、パッケージやラベルのデザインを考える工程まで、多くの試行錯誤を重ねながら進められました。
色の三原色、濃淡の調整、配合のバランスと思い通りにならない度に何度も話し合い、試作を重ねました。「もっとメロンの青みをだしたい」「風の透明感を足したい」「黄色を減らすと涼しさがでるかもしれない」児童達は失敗を重ねながら自分達が思う色やデザインに近づけようと、根気強く挑戦し続けました。
完成した色は、黄緑・黄色・青が重なり合う爽やかなグリーン。
青肉メロンの瑞々しさ、北星山から吹く風の心地よさ、太陽がきらめく青空。中富良野の夏の情景を一滴に閉じ込めたような色です。
パッケージデザインにおいても、児童たちは「この色から、どんな夏を想像してほしいか」を考えながら制作を進めました。少し懐かしさを感じる雰囲気や、ゆったりとした時間の流れを意識した構図など、自分たちが実際に体験したことのない風景であっても、「中富良野の夏」を想像しながら表現を工夫しました。ラベルに使用されている文字も、児童が手書きしたものです。
文字の形や、線の強弱には、夏のイメージや個性が表れており、インクそのものと同様に“世界にひとつだけの表現”となっています。
■新色インク名は『涼青の夏(りょうせいのなつ)』
ネーミングも子ども達が考案しました。
教室や畑を通り抜ける夏の風の“涼”、青空やメロンの果肉の青。
二つを重ねた造語「涼青(りょうせい)」には、「書いた人が、中富良野の夏をこの色で思い出してくれたら」という願いが込められています。
中富良野では、夏が近づくと、メロン農家からのおすそ分けでメロンが玄関に届くことがあります。
箱を開けた瞬間に広がる甘い香りや、瑞々しい果肉の色は、この町に暮らす人たちにとって、「夏が来た」ことを知らせる合図のひとつです。家族や近所の人たちと分け合いながら味わうその時間は、日常の中にある中富良野ならではの夏の風物詩となっています。児童たちは、そうした地域に根付く記憶や物語に目を向けながら考えていきました。
青肉メロンの瑞々しさ、北星山から吹き抜ける涼しい風、強い日差しの中に感じる一瞬の涼、そしてゆったりと流れる夏の時間。目に見える風景だけでなく、香りや温度、気持ちの動きまでもが、色やデザイン、言葉へと落とし込まれました。
完成したインクは、単なる色ではなく、児童たちが感じ取ってきた“中富良野の夏の記憶”そのもの。
手に取る人それぞれの時間や風景と重なりながら、新しい物語を生み出していくことを願って制作されています。
児童たちが考えたパッケージ
ラベルの文字も児童の手書き
名称:「涼青の夏(りょうせいのなつ)」(万年筆インク)
価格:¥2,000(税込) 18ml
販売開始日:2026年2月18日(水)
色:子ども達自ら調色した世界でただ一つの色
パッケージ:パッケージ、ラベル共にオリジナルデザイン。ラベルは児童の手書き文字
児童の感想
児童:このインクなら売るときに良いところ沢山言えるだろうし、いつでも夏を感じるインクになっててよかった
児童:これは大人になった時に自慢できるぐらいすごいと思う! みんなで頑張ったからめっちゃきれいで最高だった。
児童:選ばれたインクの色の他にもたくさんの案があってどれも綺麗で選ぶ時はめちゃくちゃ迷ったし、自分たちのグループで色を考えてる時も沢山相談して迷って色も作り方わからなくなったりして大変だったけど、グループでできた時には疲れたけど結構満足できる色ができた。
児童:これが世に売られると思うと緊張(ちゃんと利益が出るかどうか)もあるけど、
それ以上に達成感(なんとか完成できたこと)が多い。
令和8年度に開校する義務教育学校「なかふらの学園」は、総合的な学習の時間を軸とした学校づくりを進めています。
答えのない本物の課題に向き合い、教科書で得た知識を基盤に、行政や地域、さまざまな立場の大人との関わりの中から解決を探究していく学びです。
子どもたちは、決められた枠組みの中で「育てられる」のではなく、自ら考え、行動し、試行錯誤を重ねることで自分の可能性を広げていきます。私たちが目指すのは、社会とつながりながら価値を生み出していく「創る人」を育てることです。
こうした学びの中で、子どもたちの真剣な姿勢や問いは、行政や地域、さらには企業をはじめとした多様な大人の心を動かし、新たな対話や協働を生み出しています。実社会で培われた知見や経験が学びに重なることで、子どもたちの学びはより深まり、現実とつながったものになっていきます。
この学びを通して、子どもたちは自分の力を社会に生かす視点を身につけ、将来、ふるさと中富良野と直接または間接的に関わりながら、地域や社会の発展に貢献する人材へと成長していくと確信しています。
中富良野町教育委員会 教育長 松浦弘泰
渡邊 雄大教諭
北海道上川管内で20年以上にわたり教員として勤務。教育行政を経て、令和3年より中富良野町立中富良野小学校に赴任。
地域資源に新たな価値を見出す「コトづくり探究」を軸に、探究的な学びを実践しています。
今回のインク開発では、(株)オカモトヤが持つモノづくりの知見や「働く」視点を教育に取り入れ、プロの仕事を学習プロセスとして再構築。
子どもたちは価値創造を体験し、企業にとっても教育現場との共創によるブランドストーリーの発信や、次世代につながる社会的価値づくりの機会となっている。
令和6年度からは総合的な学習の時間専科として3〜9年生を担当。
2024年に一般社団法人GENE BOXを設立し、学校・地域・企業をつなぐアントレプレナーシップ教育に取り組んでいる。

オフィス構築や空間提案を主軸に事業を展開する(株)オカモトヤは、「働く人のミカタ」というパーパスのもと、働く環境づくりに向き合ってきました。空間は人の行動や挑戦を後押しします。
未来の「働く」を担う子どもたちと関わることで、次世代につながる価値創造に
取り組んでいます。
企業名:株式会社オカモトヤ
代表者:代表取締役 鈴木美樹子
本社所在地:東京都港区虎ノ門2-6-1虎ノ門ステーションタワー9階
設立:1912年6月2日
事業内容:オフィス構築業務・ICT構築・保守サービス業務・印刷事業・文具事務用品販売
コーポレートサイト:https://www.okamotoya.com/
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