ホーム > オフマガ ニュース一覧 > 渋谷駅東側・宮益坂地区に新複合ビル3棟誕生 - 商業施設&ホテル、渋谷ヒカリエと繋ぐ通路や広場も
東京・渋谷の宮益坂地区では、「宮益坂地区第一種市街地再開発事業」により再開発を実施する。竣工・開業は2031年度予定。
東急が進める「宮益坂地区第一種市街地再開発事業」は、渋谷区渋谷1丁目および2丁目各地、宮益坂地区における大規模な再開発。これにより、A街区、B街区、C街区それぞれに“東口の新たな顔”となる駅直結の複合ビルが誕生。「渋谷ヒカリエ」と対をなす立地に生まれる。
加えて、これまで渋谷駅東側に位置する宮益坂下と坂上で約20mの高低差があったこと、地下の宮益坂東改札付近は改札前の空間に余裕がなく動線の交錯が発生していたことなどを解消すべく、谷地形の渋谷駅周辺において駅からまちへの快適な上下移動を可能とする地下広場、地上の歩行空間なども整備される見込みだ。
A街区に建つのは、地上33階、地下3階、高さ約180メートルのビル。ホテル、ホール、店舗などがオープンする複合ビルとなる。ホテルは、渋谷の眺望を楽しめる高層階に位置し、外国人観光客やイベント関係者など多様な需要を満たす国際水準のホテルを誘致予定だ。最上階にはテラスを配置し、多様な交流機会を設けていく。
宮益坂地区第一種市街地再開発事業 整備するアーバン・コアと地下広場および上空通路のイメージパース 提供:宮益坂地区市街地再開発組合
B街区には、渋谷駅と「渋谷ヒカリエ」から好アクセスな立地を生かした、地上7階、地下2階の商業施設がオープンする。あわせて、歩行者を宮益坂・大山街道へと導くようなエレベーターやエスカレーターなどの縦軸の移動設備も整備。A街区にもつながる施設となっており、空中階には広場など開放感あふれる空間を備える。
なおA街区とB街区、渋谷ヒカリエは、上空通路であるスカイウェアを通じてつながり、往来もよりしやすくなる。また、スカイウェアだけでなく、地上1階、地下2・3階もつながっているので、渋谷駅周辺の回遊が容易となる見通しだ。
宮益坂地区第一種市街地再開発事業 御嶽神社の建て替え、再整備を行うC街区(右)と大山街道のイメージパース 提供:宮益坂地区市街地再開発組合
C街区内では、宮益御嶽神社を建て替え再整備。神社前広場や地上2階、地下1階、高さ約20mの施設をつくり、あらたな賑わいの拠点を目指す。
「宮益坂地区第一種市街地再開発事業」
所在地:東京都渋谷区渋谷1丁目および2丁目各地内
新築着工時期:2027年度予定
竣工・開業時期:2031年度予定
敷地面積:約10,870平方メートル
延床面積:約201,300平方メートル
■A街区
敷地面積:約7,930平方メートル
延床面積:約191,150平方メートル
主要用途:店舗、ホール、宿泊滞在施設、産業育成支援施設、事務所、駐車場等
階数 / 最高高さ:地上33階、地下3階 / 約180メートル
■B街区
敷地面積:約2,180平方メートル
延床面積:約8,850平方メートル
主要用途:店舗等
階数 / 最高高さ:地上7階、地下2階 / 約60メートル
■C街区
敷地面積:約760平方メートル
延床面積:約800平方メートル
主要用途:神社等
階数 / 最高高さ:地上2階、地下1階 / 約20メートル
※計画内容は変更される場合あり。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |