日本輸入筆記具協会、日本筆記具工業会ならびに国内外筆記具メーカー14社は11月24日、羽田空港ビッグバード第一旅客ターミナルビルで、最も万年筆が似合う著名人を表彰する「万年筆ベストコーディネイト賞2015」を開催した。
ハートラインプロジェクト実行委員を代表して赤堀正俊氏は「デジタル化が進んでいる昨今、小学生のなかで、文字はパソコンで打つものと認識する子どもは9割を超えるという。やはり、文字は書くものという事を改めて感じ、次世代に繋いでいくため、今年から次世代部門を新設しました」とあいさつ。
「万年筆ベストコーディネイト賞」は、最も万年筆が似合う著名人に贈られる賞。
前年度受賞に選出してもらう「前年度受賞者選出部門」。オフィシャルホームページでの一般投票によって選出する「一般選出部門」の計二部門に加え、新たに現在、芸能界、スポーツ界、文学界などで活躍している子供一般選出次世代部門を設けた。
前年度受賞者選出部門では、女優・松坂慶子さん、バレリーナの吉田都さん、元テニスプレイヤー・スポーツコメンテーターの杉山愛さん。一般選出部門では僧侶で小説家の瀬戸内寂聴さん、タレントのタモリ氏を選出。受賞者には各メーカーの万年筆がそれぞれ副賞として授与された。
一般選出部門で選出された女優の松坂慶子さんには、㈱パイロットコーポレーション小久保好雄専務取締役からナミキ「螺鈿 紫陽花」が手渡された。
松坂さんは受賞の喜びを「文字は書くことで自分の思いの深さを再認識できますし、発見もできます。書くという事は大好きです」と述べた。
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パイロットコーポレーション小久保好雄専務取締役からナミキ「螺鈿 紫陽花」が贈呈された |
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「なぜに私!?これを機に、もっと字を書くことが好きになって欲しいとのエールだと受けとめています」 |
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「万年筆で小説を書くと新しい発想が出てきます。手を使い書くことは大切」と、瀬戸内さん |
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受賞者の瀬戸内寂聴、松坂慶子、本田紗来、吉田都、杉山愛(左から) |