ゼブラ、シャープペンの芯折れによる集中力への影響を脳波で計測する実験結果を発表
2015年01月13日
ゼブラ㈱は、シャープペンの芯折れによる集中力への影響を調べるため、脳波を計測する実験を2014年12月1日に実施した。ユーザーの筆記具への不満を科学的に検証することで、新商品開発に活かすことを目的としている。
■背景
シャープペンは、中高生の9割が毎日勉強などに使う筆記具です。しかし、集中してペンに力を入れた時に芯が折れることが最大の不満点でした。その不満を解決するため、ゼブラは2014年11月12日に、どれだけ力を込めても芯が折れないシャープペン『デルガード』を発売した。そこで実際に、試験のように高い集中力と筆記速度を要求される場面で、従来のシャープペンと『デルガード』を使って、集中力に違いが出るかどうかを、脳科学的に検証する実験を行った。
■方法
1、実験参加者に脳波記録用電極を装着後、従来のシャープペンと『デルガード』の2種を使って計算問題を解いてもらいました。
2、計算問題に取り組んでいる最中にランダムに短い雑音を聞かせ、脳がどれくらい反応(注意散漫)するか、を脳波で計測しました。
この実験では、集中していればしているほど「外界からの刺激(雑音)」に対して人間の脳が反応する度合いが小さくなることが予測されます。
被験者:高校3年生男子1名 問題:マークシート式計算問題150問
シャープペンシルは両条件とも、3回ノックして芯を出した状態で使用 調査機関:株式会社NTTデータ経営研究所 情報未来研究センター
・参考画像は添付の関連資料「参考画像1」を参照
■結果
◎従来のシャープペンを使用して芯が複数回折れる状態では、雑音に対して脳が反応しやすく、集中力が大きく低下する様子が見られました。
◎『デルガード』を使用して芯が全く折れない状態では、実験中の雑音に対する脳の反応が従来品と比べて、36%抑えられました。(集中力の指標である脳波成分の振幅値を比較)
・参考資料は添付の関連資料を参照
今回の実験により、芯折れに対する集中力の影響を科学的に検証できたことは、大きな成果です。ゼブラは今後も、学生が集中して学習できるための筆記具やお客様の不満を解決する研究開発に取り組んでいきます。
※実験の様子を撮影した動画を、ゼブラ公式YouTube チャンネル(https://www.youtube.com/user/zebrapres)で、ご覧いただけます。
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