情報漏えい対策として注目のカード抹消機!穴文字で打ち抜き磁気ストライプデータ完全破壊 ニューコン工業
2015年01月05日
㈱ニューコン工業の強みは、自社工場で、開発、設計、試作、量産、アフターサービスまで一貫して行っていること。そのため、顧客要望をスピーディーに製品作りに反映でき、品質の高さも評判になっている。
同社製品は、国内では官公庁、市区町村、法務局、裁判所、警察署、不動産業、製薬会社。海外ではアメリカ、アジアをはじめ、市場拡大が予測されるアフリカへの進出にも期待を寄せている。すでに国際連合(UN)のマリ、ウガンダ、中東イラク、キプロス、コートジボワールなど世界各国の事務所でも導入。今後3年の間に、世界中の出先機関に約70台の導入が決定している。
その主力は抹消機。穴文字を打ち抜くことで、カードを抹消できる。種類には、コンパクトなハンディタイプ、手動タイプや電動タイプ、自動タイプ。特殊用途に特化した磁気、クーポン、印紙抹消機なども揃えている。抹消用途で、シュレッダーで完全に破断してしまうと、すべて屑になってしまうので原型をとどめない。だが一部のデータは「残していきたい」「ある程度記録として残しておきたい」という時ケースでは、同社の抹消機が必要とされる。
2015年秋から、マイナンバー制度(番号制度・個人情報を管理しやすくし電子計算機による行政事務の効率化を目的)が導入される。そのため、現在使用されている住民基本台帳カード(住民票に記載された氏名及び住民票コード等が記録されたICカード)は、役割を終えたところで廃棄されていく。その際、個人情報の漏えいが懸念されるため、抹消機の需要の高まりが予想される。
また、大量に抹消処分が発生するする作業には、自動タイプ「CC1603A」が最適。カードをセットするだけで、100枚を約4分で自動処理してくる。導入事例には、同時期に大量に抹消する健康保険証カード抹消用途もある。健康保険証カードは、保存期間があり、その間は適正な管理をしなければならない。そのため、穴文字を開けて無効にし、ひと目で無効状態がわかるようにしなければいけない。その際にもこの抹消機の活用が最適。
近年、金融機関でも抹消機に注目が集まっている。個人情報漏えい問題を懸念し導入が進んでいるという。使用済みの預金通帳を穴文字で打ち抜き磁気ストライプデータを完全に破壊。通常は穴文字を「PAID」文字で打抜くが、お客様の要望に合わせ特殊な配置での製作相談も応じている。製品の評判を聞いた企業からの問い合わせも増え、新たな導入のほか、買い替え需要を見込んでいる。
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カード抹消機 ハンディタイプ 「KON MODEL PR-10」 |
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カード抹消機 手動タイプ 「KON MODEL 206CC」 |
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カード抹消機 自動タイプ 「KON MODEL CC163A」 |