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スマートフォンの普及が進む中、9割が継続利用予定。愛用者の多い「手帳」~手帳に関する調査 マーシュ
2014年12月08日

 インターネット調査会社の㈱マーシュは、全国の20代~50代男女個人を対象に、手帳とスケジュール管理に関する調査を実施した。

【総括】
昨今、スマートフォンの普及が進み、スケジュール管理のアプリ等も、多く存在している。それでも、この時期になると、本屋、雑貨屋等、あらゆる場所で見られる手帳の特設コーナーには、たくさんの人が群がり、それを見て、自分も手帳を買わなくては、と思い出す人もいるのではないだろうか。今回は、スマートフォンが普及した今も尚、アナログの手帳を使用している人が多いのは何故か。紙の手帳と、スマートフォンでのスケジュール管理を比較する為、2014年に手帳を購入し、2015年も手帳を購入予定(購入済み)で、スマートフォン保有の、20代~50代の男女にアンケートを実施した。

まず、事前調査で、2014年手帳保有者に、2015年も手帳を購入する予定かと尋ねたところ、「購入しない」と回答したのは1割強であった。そのうち、「スマートフォンで管理するから」は4人に1人となり、手帳からスマートフォンへ移行する人は、全体の僅か3%程度に留まる結果となった。

続いて、本調査では、紙の手帳で記録・管理している理由を尋ねたところ「慣れているから」が7割弱で最も高く、次いで「楽だから」が約半数となり、いずれかに回答している人が約8割を占めた。一方、スマートフォンで管理している理由については、「常に持ち歩くから」が最も高く、次いで「手軽だから」が続き、それぞれ半数前後となった。

最後に、手帳の付録にある情報について、「手帳の付録で欲しい情報」、「スマートフォンのアプリで欲しい情報」、「付録やアプリではいらない情報」を調べたところ、「スマートフォンのアプリ」よりも「手帳の付録」で欲しいと思われている情報は、「西暦・和暦・年齢早見表」「日本の祝日一覧」「郵便料金」の3つのみで、「手帳の付録で欲しい」と思っている人は、いずれも4割後半から5割台に留まった。【規則性を持った表】で表現することができる情報については、検索機能を持つ「アプリ」よりも、一覧で見やすい「紙」が指示されたようだ。

今回の調査結果から、紙の手帳での管理も、スマートフォンでのスケジュール管理も、機能より利便性が求められていることが分かった。そもそも、手帳にそこまでの機能を求めていない人が多く、常に持ち歩く人が、半数以下であったことからも、スマートフォンの1番のメリットとされた「持ち歩きやすさ」だけでは、なかなかスマートフォンへ移行しない現状が窺えた。しかし、「手帳の付録」には若干変化があり、スマートフォンの普及によって、どこでも気軽に検索をできる様になった今、アドレス帳や地図等、紙で欲しいと思われない情報が出てきた。まだまだ、紙とペンを持つ習慣が根付いている為、いくら高機能なスケジュール管理のアプリがあったとしても、「今までの慣れ」を超えるには、時間がかかりそうだ。

【調査結果はこちら】
http://www.marsh-research.co.jp/examine/ex2611diary.html
※上記ページにて簡易レポートを無料でダウンロードしていただけます。

【調査内容】
・属性(性、年代、職業、居住地)
・保有電子端末
・2015年度手帳の購入意向
・2015年度手帳の購入時期
・スケジュール等の管理、記録手段
・スケジュール等の管理、記録に利用するアプリ数
・手帳の持ち歩き頻度
・手帳に欲しい付録、アプリに欲しい機能

【調査概要】
調査名:手帳に関する調査
調査対象者:全国在住、20代~50代の男女個人
有効回答数:400s
調査期間:2014年11月25日~11月26日
調査方法:インターネット調査
調査機関:株式会社マーシュ
アンケートモニターサイト「D STYLE WEB」(http://www.dstyleweb.com/)の登録会員を対象に実施