シャープ、4Kの表現力で空間をよりリアルに、美しく魅せるサイネージへ「次世代型インフォメーションディスプレイ新製品」を発表
2014年11月12日
シャープは11月12日、東京支社で、次世代型インフォメーションディスプレイ新製品70V型4K高精細ディスプレイ「PN-H701」、55V型フルHD狭額縁マルチディスプレイ「PN-V551」を発表した。
インフォメーションディスプレイ市場は、パブリック空間(交通/運輸・公共施設)、商業空間(流通/小売/飲食)、特定業務用途(医療機関・司令室/監視ルーム等)、オフィス・教育(教育機関・官公庁/法人)の分野で、潜在ニーズ約7600万台と推測さてれている。(Futuresource社調べ)
同社は、2005年インフォメーションディスプレイ事業参入以降、多くの人が集う空間に、情報提供用ディスプレイを1台単位で設置する点の置き方ではなく、多数設置で映像演出する面の置き方で新しい市場を創出してきた。
その結果、大型(60型以上)のシェアでは、日本(53.2%)、北米(29.0%)、全世界(15.0%)トップシェアを獲得している。(Dispalysearch2014年調べ)
ビジネスソリューション事業推進本部長・寺川雅嗣氏は、「今後の展開としては、緻密な映像で、空間の質を高めるステージに進化させ、これを4Kの表現力で空間をよりリアルに、美しくしていく。“見せる”サイネージから、“魅せる”サイネージへと取り組んでいく」と説明した。
「PN-V551」は、複数のディスプレイで一つの大画面を構成するマルチディスプレイシステム用のディスプレイ。隣接するディスプレイ間のつなぎ目がわずか3.5mmのため、境界線が目立ちにくく、より自然な映像表示が可能。また、本機を4台使用したマルチディスプレイシステムを構成すれば、約110V型相当の大画面で4K映像をそのまま表示することもできる。2月上旬発売、市場想定価格は103万円(税抜)前後。
「PN-H701」は、高精細な文字や緻密で臨場感ある映像表示が可能な、4K対応のサイネージ用ディスプレイ。大判ポスター(B0サイズ(※1))の横幅が収まる大型サイズながら、スタイリッシュな狭額縁デザインを実現し、設置場所や表示するコンテンツに応じて横置き・縦置きどちらでも設置することが可能。2月上旬発売、市場想定価格は98万円(税抜)前後。
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「『見せる』サイネージから、『魅せる』サイネージへと取り組んでいく」と寺川本部長 |
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「4K」「フルHD」比較展示 |
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55V型フルHD狭額縁マルチディスプレイ「PN-V551」 |