ホーム > オフマガ ニュース一覧 > セーラー万年筆、コミュニケーション・プラットフォームでの戦略子会社「セシモ」を設立
セーラー万年筆は1日、今後更なる拡大が見込まれるスマートフォンやタブレット端末ユーザー市場をねらう事業者に向け、「リアルタイム」「双方向な」コミュニケーション・プラットフォーム事業への展開を見据えた戦略子会社「セーラーC モール株式会社」(以下セシモ)を設立した。今年1月19日付で業務提携を行った、フライトシステムコンサルティングと共同で事業展開するもの。
セシモは、スマートフォンやタブレット端末ユーザー向けにコンテンツ配信を希望する事業者を対象に、物販・サービス事業提供機能、クレジットカード課金機能などをモジュール化した多数のアプリケーション機能をプラットフォーム上で提供するB to B to Cビジネスモデルを実現。各事業者はセシモが提供するビジネス・コミュニケーション・プラットフォームを活用し、必要な機能を選んで組み合わせることで、セミカスタマイズによる自社アプリケーションの開発が可能となる。アプリケーション機能が事前にプラットフォーム化されているため、事業者は短期間でサービスを開始することが可能になる。
セシモでは、語学学習や趣味講座などの教育業界を皮切りに、ファッション等の通信販売や不動産、医療健康情報サービス分野を含む幅広い業界への普及を目指す。これにより、これまでは多くが無駄になっていた通販カタログの印刷・郵送経費の節減が可能となり、また双方向のTV 電話機能とチャット機能を併用した語学学習を、好きな時間に好きな場所で受けられるサービス、また3次元画像での商品ディテールの吟味、さらにはショップ店員からの専門的な商品説明やアドバイスなどもリアルタイムで得ることができるなど、売り手と買い手の双方が安心してコミュニケーションできるインフラが実現できる。
初夏より本コミュニケーション・プラットフォームのサービスを開始する予定。シニア層から若い世代まで幅広い世代に向けた、様々な業界の、様々な事業者へ広く展開し、セシモを通じたコンテンツの電子モールを作り上げていく。更に国内だけに留まらずアジア各国など海外市場へも事業展開をしていきます。セシモでは2013年までに、このコミュニケーション・プラットフォームを活用したサービス(1ユーザー当たり300円~2,000円/年間想定)を事業者向けに提供し、セシモによって新たに創造されるユーザー数を3年間で100万人規模(新規市場規模300億円~500億円程度、セシモ売上見込10億円~30億円程度)にまで拡大することを目標としている。
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