ホーム > オフマガ ニュース一覧 > ロシア・モスクワ市に販売拠点を設立 中長期的に10億円の販売目指す ぺんてる
ぺんてるは、BRICs戦略の一環として、ロシア側パートナー2名との共同出資(ぺんてる出資比率:51%)により、有限責任会社「PENTEL RUS LLC (以下、ぺんてるロシア)」をロシア連邦モスクワ市に10月に設立し、同国の文具市場に本格的に参入する。
ロシア市場は約20年に渡り同国の現地代理店を通じた販売政策を取っており、主力製品の一つであるボールペン(品番:MR205)はプーチン元大統領にも使われた”プレジデントペン”として知られている。同国内に販売拠点を設立する事により販売体制を再構築し、数年以内に5億円、中長期的には10億円の販売を目指す。
また、ロシア人パートナーがオーナーを務める日用品の大手ディストリビューター(年商約700億円)は、大手日系メーカー製品を含む化粧品やベビー用品などの日用品全般をロシア連邦全土のスーパーマーケットなどへ供給しており、パートナー側の販路・物流チャネルも活用して、ロシア全土での販売網の拡大を目指す。
同国の市場(文具、事務用、学童用品)は超低価格製品が氾濫するプライスマーケットで、その市場規模は現在1,000億円前後と言われている。 同社の商品は同市場では中級価格帯に位置するが、こうした高品質中価格帯製品を消費する中間層(現在1,000万人前後と推定)は年々拡大しており、今後も中長期的に成長持続が期待出来る市場として、エナジェルを中心とするボールペン類やマーカーなどの一般筆記具、及び、同国の市場では未導入であった画材製品等を中心に販売を行っていく考え。
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