ホーム > オフマガ ニュース一覧 > 法人向け手帳の役割は、“会社の売上げへの直結” 日本能率協会マネジメントセンター
法人向け手帳、社員手帳は、今また、その役割が変わってきている。社名を知らせるための大量配布が減り、植林、再生紙、エコマークなど環境への取組みをアピールする手帳も一段落し、現在は会社と自分の目標達成に役立つものなど、中身による貢献“会社の売上げに直結できる”役目を求める企業が増えているという。
日本能率協会マネジメントセンターBTルート営業本部の二宮昌愛販売促進部長はこう話す。
「コスト削減、業務の効率化から営業力の強化、人材の確保が重視されるようになるなか、そうした部分へ最も安価に貢献できるのが手帳。それが再認識されだした。手帳を使っていただくことで、人を成長させる、人づくりに貢献できれば、また新たな可能性が生まれてくると考えている」
手帳の本質、その良さは常に身につけられ、仕事の際に開くことでビジネスの基本動作ができ、会社の伝えたいことが盛り込まれていれば、それを確認できる。そこへのプラスアルファーが今後の、法人向け、社員手帳の開発ポイントだと。
新たな可能性ということでは、今年、高校でバーチカルタイプの手帳が使われるケースもできてきた。
「受験までの3年間、自らスケジュールを立て、今、何をすべきか、実際に今日何をしたのかを書きとめておく。そういう視点、スケジュールを生徒に身につけさせたいという高校から、まとめ買いがありました。生徒手帳だけでは、対応しきれないという理由で」
こうした学校では、1年生の忘れ物の率が減ったなど具体的な効果も現れている。高校に手帳を定着させることは、新たなニーズを生み出すだけでなく、若い頃から会社に親しんでもらう効果もあるので、引き続きアプローチを続けて行く考えだ。
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| 2011年度版能率手帳 日本能率協会マネジメントセンター |