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3D 飾り原稿用紙 「浮遊枡(ふゆうます)」発売
2023年08月15日

株式会社あたぼうは、2023 年 9 月から「飾り原稿用紙」の新作、「浮遊枡(ふゆうます)」を発売します。

新作「浮遊枡」は、アナグリフと呼ばれる赤と青のカラーフィルターを使った画像分離の方法を使い、立体視を実現します。赤青のフィルターが付いためがねを通して見ることにより、奥行きのある空間内で文字を書くマスが浮遊しているように見えるようになっています。

10 字×10 字の 100 文字分が書き込めるようにマスを用意してあります。楽しく文字を書いて、フィルターを通して立体視して楽しんでいただきたい製品です。

なお、デザインは、いつものとおり、デザイナーhoririum 氏、監修は文具ライターである小日向 京氏です。


■商品開発の経緯
昨今、VR などの 3 次元と情報システムとの融合はすさまじいものがあります。それを紙に落とし込むために当社は VR ゴーグルではなく、アナグリフという原始的な技術を採用いたしました。しかし、開発をはじめてみると、立体に見せるための構図や、マスをどのように浮遊させてみせるかなどについて難しい面が出てきました。デザイナーの horirium 氏もこの点には非常に苦労しました。

原理は知られているものの、実際に奥行きを感じる空間を作り込み、さらにマスの浮遊もある程度、実現するためには、多くの試行錯誤が必要でした。3D に見えるかどうかを確認するため、赤青めがねを入手し、フィルターを通して見てみました。モニタ上で見る分には浮遊して見えたものの、それを紙に印刷してみると、モニタほどは浮いて見えないという事態も発生しました。アナグリフの特性上、紙に印刷された青のインクを完全に消すことは不可能に近いのですが、何度かの色の調整をして、ようやく一定の効果を得ることができました。

原稿用紙史上、前代未聞の問題作?をご照覧いただければ幸いです。


■商品詳細
「浮遊枡」の最大の特徴は、アナグリフを利用した立体視です。枡が浮遊しているように見えるのは、他の原稿用紙では味わえない体験です。アナグリフを体験するためには「赤青めがね」が必要ですが、ご家庭には最低 1 つはあるはず、ということはないので、1 パッケージに 1 つ付属します。

紙は、飾り原稿用紙の定番「キンマリスノーホワイト」で、ペンの滑りがとてもよく、比較的にじみも少ない紙です(書籍用紙であることから、にじみ、裏抜けについては保証できかねます)。

文字数は、10 字×10 字の 100 文字。文字練習などには向かない配列ですが、1 文字ずつ大切に書いていただける配置ではあります。今回は中心などがわかりやすくなっているため、5 文字、5 行区切りは設定されていません。

なお、注意点として「長時間見続けないように」してください。個人差がありますが、目が回ったり、気持ち悪くなったりすることがあります。


浮遊枡 付属するめがね
■仕様等
飾り原稿用紙 サイズ:A4 文字数:100 字詰め 紙:キンマリ SW
■JAN、型番、価格等
名称 JAN 型番 内容量 価格(税別)
飾り原稿用紙 浮遊枡 4582486341717 GK0019 50 枚(2 色) 1,000 円
■発売予定日
2023 年 9 月 10 日ころより出荷開始予定
■小売店様へ
ご注文は、当社直接取引の小売店様は添付のご注文書にてご注文ください。ご予約を承ります。
問屋帳合の小売店様は各お取引問屋様へご確認ください。


【株式会社あたぼうとは】
中小企業診断士である代表取締役の佐川が 2009 年に設立。東京を中心に、中小企業の経営コンサルティング、IT導入コンサルティング、研修講師等の事業展開をしている。その一方、時間管理や文房具業界を研究しており、その一環でスライド手帳や文房具の開発販売を行っている。
2016 年日本文具大賞 デザイン部門 グランプリを「飾り原稿用紙」碧翡翠で受賞。