プラチナ万年筆、炭粉上げ技法で障壁画・群虎図をモチーフにした万年筆「漆黒 竹林群虎図」を発売
2017年08月31日
プラチナ万年筆は、職人の最高技術による万年筆 ブランド「出雲」の新商品として、高蒔絵「漆黒 竹林群虎図(しっこく ちくりんぐんこず)」を9月1日から発売。
初回生産分600 本に限りシリアルナンバー入。価格は15万円+税。
「漆黒 竹林群虎図」は、炭粉(すみこ)を幾重にも盛上げて、立体感と表面の艶の差で絵を表現する技法で、狩野探幽作と伝えられる 障壁画「群虎図」をモチーフに、万年筆軸に描いた逸品です。
光を受けるごとに艶消し軸全体に描かれた虎が浮かび上がり、より一層存在感を増します。また、使い込む程、 虎の表情に艶が増し、日本の伝統工芸の趣を感じられる。
「高蒔絵」とは 漆で絵柄などを高く盛上げる技法。主に「漆上げ」、「錆上げ」、「炭粉上げ」があり、盛上げに使用する材料 により名称が変わります。
「炭粉上げ」とは蒔絵は、金や銀の色粉等を漆で定着させる技法が一般的ですが、松煙(しょうえん)と呼ばれる炭粉を幾重にも盛上げて絵柄を作り、さらに高低差を付けて奥行きを演出。 蒔絵の中でも特に異彩を放ち、非常に手間と時間がかかり、高度な職人技が要求される。
中国より四神(獣)のひとつとして絵や書物で伝わった虎は、日本では実物が見られなかったため伝説の生き物 として捉えられてきた。雄々しいイメージのため、古くから強い者の象徴として武将に好まれ、建築物や武 具などの装飾にあしらわれていた。
< 商品概要>
出雲「 漆黒 竹林群虎図」 万年筆
●ペン先 大型 18 金ペン(ルテニウムフィニッシュ) 細字、中字、太字
●商品仕様 胴軸、キャップ(エボナイト軸に炭粉高蒔絵)・ クリップ(ベリリウム銅にマットルテニウムフィニッシュ)・グリップ(AS 樹脂)
●サイズ 全長 154mm(筆記時全長 134mm)× 最大径 18mm 標準重量 33.8g
●付属品 ボトルインク 30cc、カートリッジインク 1 本 、 コンバーター(出雲漆黒シリーズ ブラックマット仕様)、筆衣(万年筆袋)、 桐箱入(漆黒 竹林群虎図 専用)