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キヤノンが東京国立博物館のオフィシャルパートナーに就任
2025年11月07日

キヤノン株式会社(本社:東京都大田区、代表取締役会長兼社長 CEO:御手洗 冨士夫、以下 キヤノン)は、独立行政法人国立文化財機構 東京国立博物館(所在地:東京都台東区、館長:藤原 誠、以下 東京国立博物館)と、文化財の収集保管や調査研究、公開等の連携・協力に関するオフィシャルパートナーシップ協定を2025年10月に締結しました。

 

キヤノンは、事業で培った技術や知識を生かして、地域社会の持続的な発展に貢献していくという考えのもと、社会文化支援活動に取り組んでいます。その活動の一環として、特定非営利活動法人 京都文化協会と共同で、2007年より「綴プロジェクト」(※1)を推進してきました。本プロジェクトでは、キヤノンの先進デジタルイメージング技術と京都の伝統工芸の匠の技を融合し、日本古来の貴重な文化財を忠実に再現した高精細複製品の制作を行っています。制作した高精細複製品については広く一般に公開することで、日本の文化財に親しむ機会を提供しています。これまでに、東京国立博物館の所蔵品についても、綴プロジェクトの技術を使用して高精細複製品を制作し、鑑賞の機会が限られる貴重な文化財の代わりとなって、ガラスケースなしでの展示やデジタルコンテンツを使用した体感型展示など、複製品ならではの鑑賞体験を提供してきました。また、これら複製品の東京国立博物館での常設展示(※2)や、教育プログラムの実施など、キヤノンと東京国立博物館は、高精細複製品の制作・活用を通じて連携を重ねてきました。

 

東京国立博物館は、創立以来150年以上にわたり、日本およびアジア諸地域の文化財の収集・保存・管理・展示・調査研究・教育普及事業を行ってきました。所蔵するおよそ12万件の文化財を対象に、予防的保存・修理・展示環境の改善など、包括的な保存活動を行うとともに、スクールプログラムなどを通じて文化財を身近に感じられる教育普及活動にも力を入れています。このたびキヤノンは、東京国立博物館の文化財の保存と公開の両立を目指す取り組みに賛同し、文化財継承のための連携・協力体制をさらに強化するため、パートナーシップ締結に至りました。

 

今後も両者は継続的に連携し、文化財の高精細複製品の制作・活用を通じて、日本の文化財の価値を次世代へと伝える活動を推進してまいります。

 

※1 「綴プロジェクト」の詳細についてはこちらをご覧ください。 https://global.canon/ja/tsuzuri/

※2 体験型展示スペース「日本美術のとびら」 https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=2108

 

過去に東京国立博物館で実施された、高精細複製品の体験型展示の様子

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