アスクル「DX銘柄2024」に2年連続で選定
2024年05月28日

アスクル株式会社（本社：東京都江東区、代表取締役社長：吉岡晃、以下「アスクル」）はこのたび、経済産業省と東京証券取引所が共同で実施する「DX銘柄（デジタルトランスフォーメーション銘柄）」において、2023年の「DX銘柄2023」に続き「DX銘柄2024」に選定されました。


「DX銘柄」は、東京証券取引所に上場している企業の中から、企業価値の向上につながるDXを推進するための仕組みを社内に構築し、優れたデジタル活用の実績が表れている企業を業種区分ごとに選定して紹介するものです。単に優れた情報システムの導入、データの利活用をするにとどまらず、デジタル技術を前提としたビジネスモデルそのものの変革及び経営の変革に果敢にチャレンジし続けている企業がDX銘柄として選定され、さらなる活躍が期待されます。今年度は25社が「DX銘柄2024」として選定されました。

アスクルはDX領域において、2021年度の「コロナ対応部門選定企業」、2022年度の「DX注目企業」、2023年度の「DX銘柄」として評価され、昨年に続き今回も「DX銘柄」として選定されました。「DX銘柄2024」に選定されるにあたっては、バリューチェーン全体のDXに向けてAIやロボティクスの活用を進め実績を出している点、さらには自社のDXにとどまらず、バリューチェーンやパートナー企業のDXを推進している点が評価されました。

■評価された主なDXの取り組みについて
1. 既存事業のバリューチェーンをDXで最適化し、新規事業はビックデータを活用し新たな価値を創出した点
アスクルは、2025年5月期を最終年度とする当社の中期経営計画における最重要戦略としてプラットフォーム改革を掲げ、その実現のため「ECのバリューチェーン全体のDX」を推進しています。取扱商品の開発・販売のみならず在庫、出荷、配送までを担う当社において、物流プロセスの自動化を目指し、データ・AIを用いた最適化とロボット活用による省人化を推進するなど既存事業をDX化している点、さらにはビックデータを活用した事業所向け通販「ASKUL」での広告ビジネスや、ビッグデータをメーカーや販売代理店にオープン化することでマーケティング施策の最適化を目指すなど、DXによる新たな価値を創出した点が評価されました。

2. 中期経営計画にDXとビジネスの関係性が示されており、人材育成では外部との連携なども取り入れている点
中期経営計画では、DXを重点施策と位置づけ、DXを経営戦略そのものに組み込んでいます。バリューチェーン全体のDXを推進するための施策として物流センターでのAIロボットの導入拡大などDXとビジネスの関係性を具体的に示した点や、2021年9月に開校しデータやテクノロジーを使いこなせるDX人材を社内で育成する独自の研修プログラム「ASKUL DX ACADEMY」を継続的に展開している点、複数の学術機関との連携のほか、ベンチャー企業への投資や業務提携など、外部と積極的に連携しビジネスモデルを進化させている点が評価されました。

3. DX推進についてステークホルダーに向けたメッセージを積極的に発信している点
中期経営計画や決算報告、プレスリリース等でDX推進に言及することは勿論、CEOや部門責任者が各種メディアでの対談・インタビューでテクノロジー活用やDX推進について積極的にメッセージを発信しています。また、統合報告書内でも、事業環境の変化を踏まえた中小事業所のDXを支えるサービスによる価値提供について掲載するなど、対外的にDX推進について積極的に発信している点が高く評価されました。

＜総合的な評価ポイント＞
バリューチェーン全体をDXで最適化する構想の実現のためAIやロボティクスの活用を進めており、実績も出ている点や、自社のDXにとどまらず、バリューチェーンやパートナー企業のDXを推進している点が評価されました。

アスクルはこれからも、デジタルの力で最適な変革を求め、社会課題を解決するDXを着実に推進して参ります。