リコー、デジタルサービスの拡大に向けて360°カメラ「RICOH360」プラットフォーム事業を強化
2022年03月31日
株式会社リコー(社長執行役員:山下 良則)は、デジタルサービスの拡大に向けて、360°カメラ「RICOH THETA」と、ソフトウェア、クラウドサービスを組み合わせたビジネス市場向けの「RICOH360」プラットフォーム事業を強化します。新たなエッジデバイスとして、はたらく現場を効率化する360°カメラ「RICOH THETA X」を日本国内市場向けに5月中旬に発売します。
「RICOH360」プラットフォームでは、360°の画像・映像に関連するデバイスやソフトウェア、クラウドサービスを連携させることで、撮影からデータ活用まで、ワークフロー全体を効率化するソリューションを提供します。また、時間や場所にとらわれない情報共有やデータ収集・活用が容易になることで、不動産、建設・建築をはじめとする、さまざまな業種でのはたらく現場のDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速し、業務効率化と生産性の向上を実現します。
具体的な施策として、エッジデバイスとクラウドサービスの一括販売を開始し、さまざまな業種特有の業務を効率化するプラグイン提供を強化するほか、現場での使いやすさを重視した新規デバイスの開発にも取り組みます。また、これらを推し進めるため、マーケティング・開発体制を一元化し、外部パートナーとのアライアンスも強化します。
新たに投入する「RICOH THETA X」は、2.25型の大型タッチパネルモニターを搭載し、現場で撮影した画像をすぐに確認できるほか、RICOH THETA シリーズで初となるバッテリー、メモリーカードの交換に対応したことで、ビジネスの現場においても効率よく、確実な撮影を可能にします。また、RICOH THETA Xはアプリケーション(プラグイン)をインストールすることで、業務に関するさまざまな機能を拡張できます。
リコーは今後も、業種・業務で使いやすいエッジデバイスや関連サービスの提供を強化し、お客様のワークフローのDXに貢献することで、ビジネス向け360°関連市場におけるグローバルのプラットフォーマーを目指します。