ホーム > オフマガ ニュース一覧 > 【SDGs特集⑤】トンボ鉛筆 森林認証材使用の鉛筆
㈱トンボ鉛筆は一昨年の12月、東京ビッグサイトで開催された環境の総合展示会「エコプロ2019 持続可能な社会の実現に向けて」(2020年は中止)に文具メーカーとして唯一出展した。再生プラスチックを使用したテープのり「ピットエアー」と修正テープ「モノエアー」などを展示し、環境への取り組みについて紹介した。
同社は「地球環境と事業活動の調和を目指し、文具の開発、生産、販売を通して社会に貢献し人と自然に優しい会社」を環境方針として提示。エコマーク制度、グリーン購入法、GPNエコ商品ねっとなどにいち早く取り組み、持続可能な社会の実現に貢献している。「再生材を使用した環境商品」「つめ替え可能な環境商品」「合法性・持続可能性の証明がなされた木材を使用した環境商品」の製造は高い評価を受け、「鉛筆の製造及び販売」のプロセスは森林認証の林産物に関するCoC認証に登録されている。
森林認証は、森林の管理状態が「森林の持続可能性」の維持のために合意された実施基準を満たしていることを認証する制度。この認証のついた商品を消費者が購入することが持続可能な森林が増えていくことにつながる。SDGsで定められた17の目標では①と⑮に当たる。1992年には鉛筆で初めて「エコマーク商品」の認定を受けた「木物語」を発売。業界で初めて鉛筆生産段階で出た端材を集めて再利用し、芯部の黒鉛にリサイクル材料である「キッシュ黒鉛」を100%採用している。
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トンボ鉛筆の木物語 |
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リサイクル黒鉛を使用 |
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ゴム付鉛筆や色鉛筆もラインアップ |