文具の世界を楽しめる「第27回2019新春文紙フェア」開催　①
2019年01月09日

「第27回2019新春文紙フェア」が1月9、10日の両日、東京・浅草橋の共和フォーラムで開催された。（主催：ステーショナリー情報委員会）

販売チャンスに向けて個性ある55社（新規・西敬、ペーパリー、バックストリートファクトリー）が出展。1000名を超える来会者で賑わいをみせた。

今回も文具ユニオン、東事協、大東京文具チェーン、のれん会の団体に開催案内を送付。メール配信も2984名に行いインターネットによる事前予約件数299件（前年比101％）となった。

2019年度運営幹事は、林俊孝氏（㈱デビカ社長）が担う。

開会式で林幹事は、「2004年に立ち上げた文紙フェアも十五年経ち、業界からも広く認知されるフェアとして定着しています。この間、時の流れと共に変えない事と変える事を見極め運営しきた。これからも変えない大切な事は二つ。新春文フェアは、年明けどこよりも早く行うこと。もう一つは、商談の場であるという意識。この意識のもと2日間、2019年のよいスタートになるよう宜しくお願います」と挨拶した。

フェアテーマは「Ｓｏｍｅｔｈｉｎｇ　Ｎｅｗ新しさの創造」。

年間テーマには、出展社より募集し2019年度年間テーマは『新時代！出会いと発見。未来に残すものづくり！』に決定。

会場は、新元号に変る節目の年にこれからの「ものづくり」を課題として捉え、お客様と一緒に、継続して商売を成長してく。その為、各ブースでは、商品を『見て』『触って』、商品機能・商品の優れた部分を感じ文具の世界を楽しんでもらう提案を行った。

また、来場者には受付後に出展各社の一押し商品から「お客様と出展社が選ぶ＝文紙フェア大賞」を投票。
新企画として各メーカーの参加意識向上のために陳列コンクール「我社の見所。ここがすごいです！」を実施。グランプリにはヒノデワシ、準グランプリはシードが選出された。

最終日、スタート時から長年、同フェア発展のため運営に尽力した顧問の内田高行氏、内貴恒雄氏、藤島満年氏、藤本秀人氏、本勝藤夫氏の退任式が執り行われた。

内田顧問は「文具業界は大きな変革の時を迎えている。従来の文具販売が難しくなるなか、生き残っていく為にも流れを見すえ新しい事に挑戦して欲しい」と会員各社に叱咤激励した。

「文紙フェア大賞」では、トーヨーの『超難解折紙』が金賞を受賞した。 銀賞にはマグエックス『耐水メールバッグ・タフブロック』。銅賞には、北星鉛筆『日本式鉛筆削り６３４（ムサシ）』、コレクト『木製クリップボード』、デビカ『よいこのおどうぐばこ キャリーバッグ』がそれぞれ選出。

次回の「夏の文紙フェア」は、七月十日、十一日の二日間、共和フォーラムで開催される。