日本手帖の会、「第二回・手帳100 冊！書き比べ総選挙!! 表彰式」ルポしちゃいました！
2014年01月28日

　 市民団体「日本手帖の会」は、1月18日、東京ビッグサイトで、手帳のナンバーワンを決める総選挙「第二回・手帳100 冊！書き比べ総選挙!! 表彰式」を開催。

　 この総選挙は、“手帳の愛好家の集まり”と“社会に貢献する市民活動団体”として活動する日本手帖の会が、国内で発売されている手帳から107 冊を選定し、展示。2013年10月に東急ハンズ銀座店、11月にNAGASAWA神戸煉瓦倉庫店で催したもの。投票には、ぷらりと、お店に立寄った人、手帳が大好きという方まで総勢600人が参加。なかには、2時間かけじっくり選定する人の姿もあったという。実際に、自由に手に取り、試し書きを行い、フォーマット・デザインや書き心地の点から気に入った手帳に投票した。

   今回は、手帳別ランキングの他に、『何冊もランキングしているメーカーは票がわれてしまう！』との意見を反映し、メーカー別のランキングも新たに設けられた。
。
     さらに、台湾からもメーカー行動学習股イ分有限公司の鄭さんが来日。同国での市場について、「デジタルの普及により、手帳を使用する人は減少傾向にあります。国内では、マークス、ハイタイト、ほぼ日手帳、モレスキン、韓国の手帳も販売しているが、日本ほど、紙質は重要視していない。多くは、自分好みのフォーマットで選んでいる。当社でも、スケジュール以外に、“いいこと”を書き込める手帳を制作し人気です」と説明した。

   また会場では、並々ならぬ手帳への想いを持つ参加者が、メーカーに熱い質問をぶつけるなど盛り上がりをみせた。

  Ｑ昨年のトレンドは？

   Ａ、市場は二極化が進んでいる。普段のスケジュールはスマートフォンで管理し、長期的なスケジュールは薄くて持ちやすいマンスリータイプ（Ａ5、Ｂ6）との併用が、非常に増えている。一方で、日々の日記を付けたり、ちょっとした自分の気持ちを書き込める手帳も人気。しっかり書き込めるＡ5サイズや1日1ページなどを使用し、読み返す楽しさを感じているという。

   ほかにも家計簿代わりとして、家族と自分、自分のＯＮとＯＦＦなど、2つのスケジュールを1冊に管理しコンパクトに持ち歩くなど、人それぞれのこだわりが多様化している。

   一方、ユーザーの中には、1年の後半になると手帳が重くなり過ぎて持ち運びが大変という声も。ほかにも、景気回復と共にシステム手帳が伸び、新しく購入される人は、Ａ5サイズを選ぶ傾向があるという。

手帳別ランキング
1 スライド手帳                       あたぼう
2 ブラウニー１年手帳             ブラウニー
3 ジブン手帳                         コクヨＳ＆Ｔ
4 ＥＤＩＴ　Ｂ6                           マ－クス
5 ほぼ日手帳オリジナル         東京糸井重里事務所
6 ダイスキン（通称）                大創産業
7 Peanuts 2014 Diary             サンリオ
    マルマンスケッチブックコラボ
8 タスクマスター                      ユナイテッドビーズ
9 スケッチダイアリー                ＬＡＢ　ＣＬＩＰ
9 ほぼ日手帳ＷＥＥＫＳ            東京糸井重里事務所

メーカー別ランキング
1 マ－クス
2 コクヨＳ＆Ｔ
3 東京糸井重里事務所
3 デザインフィル
5 あたぼう

    話題賞 には、マニアック過ぎる音楽の話題と使いやすいレイアウト。書き心地の良さが評価され「タワレコ手帳」タワーレコードが選ばれた。