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ニチバン、色素増感型太陽電池用UV硬化型アクリル系封止剤を島根県産業技術センターと共同開発
2013年07月08日

    ニチバンは、島根県産業技術センターと共同で、色素増感型太陽電池用の封止剤として、電解液封止性に優れたUV硬化型アクリル系封止剤「Nichiban(ニチバン) UM」を開発した。

   色素増感型太陽電池に用いられる封止剤は、電解液の漏洩を防ぐための耐電解液腐食性や電極間の密着性が求められる。

   本製品は、電解液に侵されにくい液状UV硬化型アクリル樹脂を採用することで、優れた電解液封止性と密着性を実現した封止剤。液状UV硬化型アクリル樹脂は、透湿度が低く耐電解液性に優れる、熱履歴が少なく材料(色素)へのダメージが少ない、液状タイプのためスクリーン印刷やディスペンサー塗布に対応、などの特長があり、色素増感型太陽電池の長寿命化を可能にした。

    本製品の開発は、粘接着剤の基礎研究を行ってきたニチバンと、色素増感型太陽電池の研究開発を行ってきた島根県産業技術センターの協業によるもの。同社が試作した封止剤を島根県産業技術センターが様々な条件のもと評価解析することで、より信頼性の高い製品を作りあげることができた。