あの新婚大物女優も興味津々　ＯＫＩデータ、デザインに関わるプロフェッショナル向け新ブランド・プリンタを発表
2013年05月30日

    ＯＫＩデータは22日、東京ドームシティプリズムホールにて、新コンセプトの高性能Ａ4複合機と、プロ向けプリンタの新ブランド「マイクロライン　ヴィンチ」を発表した。

    同社の2012年度は、プリンタ、特に印刷機能だけを備えたシングルファンクション機を中心に世界的に伸び悩むなか、欧州、中東、アジア、米州の全地域で、販売台数を前年比1.2倍に伸張。日本国内でも世界平均を上回る前年比１．３倍の販売台数に対し、台数、シェアとも過去最高を記録。さらに国内ではLED&COREFIDO製品の売上げが300億円超えを達成した。

   今後の事業戦略については、ＬＥＤ方式の特徴を活かして積極的に事業領域を拡大していく方針だ。デジタルプリンティングによる、高画質、オンディマンドインハンスプリントが進むプロフェッショナル市場に展開を考え、デザイン・印刷市場向けにマイクロラインシリーズを既に展開してきたが、さらにこの領域を強化していく。

    平本隆夫社長は、「オフィスフドキュメントのＡ4化が進んでいるにもかかわらず、なぜかＡ3機が主流である日本の複合機市場に一石投じる」。

    続けて「従来商品ラインナップに以上のような新領域の2つの商品を導入することで昨年度1.3倍にした国内販売台数を、さらに1.2倍化し念願である国内販売シェア10％達成を目指す」と話した。

   新ブランド「MICROLINE VINCI」は、当社初の5色トナーを搭載したA3ノビ対応カラーLEDプリンタ「C941dn」と、4色トナー対応の「C931dn」と「C911dn」の合計3機種を7月中旬から発売する。価格は、「C941dn」146万7900円、「C931dn」94万2900円、「C911dn」52万2900円。

   高画質・高速処理・色の再現性を追求するだけでなく、デザインに関わるプロフェッショナルの方に、様々な面で万能なラインアップ。同社実績ある高画質LEDプリント技術と高度なカラーマネジメントをベースに、ホワイト・クリアー印刷対応と高い媒体対応力を付加することで、デザインやDTP市場での幅広い用途に使用できる商品となっている。

   「C941dn」は、CMYK（シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック）にホワイトまたはクリアーのトナーを5色目としてプラス。また、厚紙や転写フィルムなど様々な媒体に対応。

    さらにサービス面では新たに「5年間無償保証」に加えて、専用コール窓口でのサポートと当日オンサイト修理を提供する。さらに、「メンテナンス品5年間無償提供」サービスも付くため、大量印刷を行うお客様のコスト低減に繋げる。

   同時に、ビジネスプリンタ・LED複合機COREFIDO2の新商品として、初めてオープン・プラットフォーム技術を搭載したA4カラーLED複合機「MC780dnf」と「MC780dn」の2機種を7月下旬から順次発売する。価格は「MC780dnf（増設トレイ搭載）」47万400円、「MC780dn（同）」が38万6400円。

    東芝テックとの共同開発により実現しているオープン・プラットフォーム技術を搭載しているA4カラーLED複合機。この技術により、システムインテグレータ（SIer）はワークフロー改善などのソリューションを開発・提供する。