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伊藤眞吉顧問も前のめり!? 鉛筆収集家たちがトンボ鉛筆で鉛筆について熱く語る
2012年06月15日

 トンボ鉛筆に、鉛筆収集家たちが8日訪れた。

    余りにも身近な存在であるため見逃しがちな鉛筆の発展と更なる普及、そして何よりも、トンボ鉛筆の商品に対する思い、想い、強すぎる要望など、穏やかながらも緊張感溢れる、意見交換の場となった。

 訪問した鉛筆収集家の方々は、国内外のありとあらゆる鉛筆を発掘してその由来を調べることを使命とされている方たち。その一人は、「入学祝にトンボ鉛筆さんからもらった鉛筆がきっかけ」と語り、同社商品のすべて、「8900」に至る、トンボ鉛筆の歴史をこよなく愛する方ばかり。同社の創始者・小川春之助氏の奥様でもある小川とわさんのトンボ鉛筆50年の歩みを書きし記した「蜻蛉日記(せいれいにっき)」は、既に熟読し、この機会に様々な質問が飛び交った。

大正2年小川春之助氏が浅草に「小川春之助商店」を開業。トンボ鉛筆創立し来年100周年を迎える同社。まずはトンボマークの由来について質問に、伊藤眞吉氏顧問が説明。

創業当初は、同社の顔とも言えるトンボの印が打たれてなく、小川春之助氏のHOP(Pはペンシル)印の鉛筆だった。トンボの印の創始者は遠縁筋にあたる杉江鉦三郎氏。明治中期にトンボ印を鉛筆に採用したという。その後、杉江の子息に勧められ小川春之助が再登録し、現在に至る。

また昭和20年出荷開始、ロングセラーのトンボ鉛筆「8900」。当時は、写真修整用高級鉛筆として1本30銭で発売。黎明期の「8900」パッケージデザインからはじまり、型抜きのデザインや色使い表記の変遷など、約2時間、身を乗り出し熱く語り合った。
 

 

トンボ鉛筆の変遷がわかる秘蔵の鉛筆に感嘆
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門外不出の歴史的価値ある資料も公開
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鉛筆収集家の方の貴重な鉛筆コレクションも披露
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モダンなキャディーケースに入った70~80年前のゴルフパター型鉛筆。これにはトンボ鉛筆さんも興奮。
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最後は、1階の商品展示を見学。貴重な体験が出来た一日でした。
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