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この文具も凄い③ あの「おっしょろしい男」が自由帳になって登場 ラナ「江頭 2:50」シリーズ(上)
2011年12月14日

 今、大手雑貨販売店の文具コーナーで一際異彩を放っているのが、「江頭 2:50」自由帳(315円)。「江頭 2:50」シリーズは、自由帳だけでなく、付箋、リフレクターなどもあり、年内にはPhone用カスタムカバー、ディスプレイシートまで登場する。

 いつでも、どこでもエガちゃんと一緒。そんな夢のような企画を実現させたのが、㈱ラナ(本社・大阪市中央区)。担当の企画開発グループ第一営業企画チーム加原勇氏に、なぜ今、「江頭 2:50」なのかを訊いた。

――「江頭 2:50」シリーズ、実際に商品化されるまで、間違いなく紆余曲折あったと思うのですが、そもそも、なぜまた、江頭さん?

 震災後、誰もが仕事どころではなくなるなか、義捐金を募るリストバンドを販売し、日本にいち早く支援の手を差し伸べてくれたのがレディー・ガガ。そのことに感銘を受けて、わたし達も、復興時の元気の象徴ということで、レディー・ガガの商品をやりたいという話になったんです。そしたら、いつの間にか「ガガもいいけど、エガもいいよね」となって。

――確かに、あの方も震災後、いち早く被災地に駆けつけましたからね。

 そうなんです。実際、ガチャガチャでエガちゃんのストラップが売れたというデータもあったので、なんか、これはいけるんじゃないかと。「江頭 2:50」の自由帳を思いつき、まずは企画書を作ってみたんです。そしたら、これは絶対売れるなと手応えを感じて。

――でも相手は、あの「おっしょろしい男」ですよ。

 当然、賛否両論ありました。でも、みんな、どこかで、“エガちゃんは実はいい人”という想像があったから、サンプルを見せたら「面白いね、やろうよ」という雰囲気が高まった。それで所属する大川興業さんに伺ったら、気に入って頂け、表紙に使われている写真のデータを頂いたんです。

――表紙に何年何組が入っていますが、これを小学生が使ったら先生に怒られそうですね。

 間違いなく(笑)。弊社は雑貨がメーンなので、ステーショナリーを出すとしても、“雑貨テーストを大切に”というこだわりがあり、ステーショナリーの形態をした雑貨、言葉は悪いですが、おふざけグッズというテーストを前面に打ち出したんです。

――初お披露目した9月のギフトショーでは、かなり反響が大きかったようですが。

 震災以降、元気が足りなかったところに、「江頭 2:50」というキャラクターがみんなの心に響いたのではないかと。みんな、守りに入りがちななか、エガちゃんみたいに、常に全力投球、一瞬、一瞬を大切に生きようっていうオーラーが滲み出ている姿に、好感が持たれのでは。

 

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