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デビカ、ISO品質と環境を同時取得「少量生産、少量販売が主流になるなか、安心・安全こそ最大の付加価値」(林社長)
2011年11月04日

 デビカは、10月6日付で国際標準化機構のISO9001(品質マネジメントシステム)とISO14001(環境マネジメントシステム)を同時に取得した。
 

 同社では、顧客満足のさらなる向上、環境に優しい会社作りを目的とし、二月に品質管理部を設置。品質管理の専門家を採用、ISOコンサルタントとも契約し、ISO取得への取り組みを進めてきた。ISO9001取得に向け、顧客満足を達成するために必要なルールやマニュアルを作成。ISO14001は、環境経営の実現のための定められた規格に則り、各ルールやマニュアル・規定などを作成。これをベースとしPDCA、Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Act(改善)を継続的に繰り返すことで、生産管理や品質管理などの業務を改善。外部審査機関の審査を受け、このほど認証取得した。

 年頭の社内挨拶で、ISO取得が今年の会社のテーマと訴えた林俊孝社長は、取り組みを開始してから、社内の雰囲気が変わってきたという。
「ルールを設定し、マニュアルを文章化し、記録を残し、コンサルタントのアドバイスを受けて改善を繰り返す。すると、品質向上、環境改善を、何のためにやっているのかが明確になるので、社員のモチベーションも上がり、確実性が増してきた。特に記録に残すことにより意識がガラリと変わり、それが節電やガソリン使用量の減少などにも現れだした」

 また商品化プロセスなども文章化することにより、理想とする商品へ確実に近づいてきたという。今回の取得をきっかけに、より安全な商品を提供する会社であることをアピールしたいという林社長。
「安心、安全は、買う人の立場で考えると最も重要。人口が減り、市場が小さくなってくる中では、大量生産、大量販売はもう望めない。少量生産、少量販売が主流になるなか、安心・安全こそ最大の付加価値。ISO取得を商品作りに反映させ、社員のレベルアップも図り、デビカは、常に変わっている、良くなっていくことを知っていただく」

 暮らしに関連した学童文具・家庭文具を中心に商品展開する同社は、消費者、取引先からこれまで以上に信頼され、社員にとって働きがいのある会社を目指す。

林俊孝社長
林俊孝社長

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