ホーム > オフマガ ニュース一覧 > この文具も凄い!① サカモトのスマートフォン対応タッチペン「スマートアルファ」
サカモトのスマートフォン対応タッチペン「スマートアルファ」が話題を呼んでいる。有機導電性繊維を採用し、静電容量方式のタッチパネルに対応。スマートフォン特有のタップやフリック、ドラックなどの操作も気持ち良く行うことができる。MD本部広報課の西村英一氏に、開発の経緯など訊いた。
――成長の見込めるスマートフォン市場に、また上手いこと乗っかりましたね。
はい(笑)。タッチペンはいろいろ出ているのですが、納得できるものがなく、坂本(雅宣)社長が「書道の筆みたいな毛先のタッチペンがあったら面白いよね」と話したのがきっかけなんです。
――筆から入りましたか。
それで開発、設計部隊がいろいろ探し、特殊な繊維を見つけ、試行錯誤して何とか使えるものになった。でもただのタッチペンじゃ面白くないからボールペンを付けようということになり。
――ボールペン+タッチペンの機能も付いているということなら、文具店にも並びやすい。
そうなんです。筆タッチのペン先は、かなり苦労したんですよ。通常の筆みたいにすると、くにゃくにゃ曲がって、押しづらい。ある程度の硬さがあって、かつ書けたり押したりとかできるようにするのが非常に難しくて。それで、ペン先の繊維の編み方をいろいろ変えたんです。
――タッチ面が少ないと反応しなかったりしますよね。
はい。あと画面が傷つかないようにフィルムを貼っている方もいるんで。なるべく指と同じくらいのタッチ面にし、指よりなめらかにするのが、大変でした。
――店頭に並んだのがちょうどキングジムのショットノートと同じくらいの時期でしたが。
ショットノートとこの商品、非常に相性がいいんです。ボールペンが付いているので、ショットノートに書いて、スマートフォンで写真を撮り、タッチペンで操作すればいいわけで。
――聴診器タイプの「スマートドクター」も発売予定だと?
スマートフォンにただ挿すだけでは、面白くないから、アプリケーションを開発してその中身とうまく連動できるペンを作ろうということになり。そしたら、社長が聴診器を持っていて、「そうだ、聴診器のタッチペンを作ったら面白いんじゃない」って。
――会議に、聴診器は欠かせませんからね。
それで、タッチする場所によって「くすぐったいよ」とか「もう‥‥どこさわってるの」と反応するアプリを開発して。
――いかしてますね。こういうアイデアって、普通、会議で提案されても、そこで終わってしまうものですが。
はい、「こんなのあったら面白いね」で終わっちゃう。でもうちは、そこから真剣に作ってしまうんです。自慢じゃありませんが、ギミック的な商品、こんなの誰が買うんだろうという商品を今までいっぱい作ってきましたから。そのノウハウがある。そういうのが今後、デジタル対応商品開発にも活きてくると思います。
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右画面のアキバチックなオンナのコを、いい感じに、聴診できるナイスな商品「スマートドクター」 |
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スマートフォン対応タッチペン+油性ボールペンのW機能で1,050円 |
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