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名古屋「星が丘ボウル」跡地の再開発 -「星が丘テラス」増床で蔦屋書店出店、新図書館や多目的スペースも
2025年03月26日

愛知・名古屋の「星が丘ボウル」跡地において、新たな街をつくる「(仮称)星が丘ボウル跡地プロジェクト」が実施へ。複合ビルなどが、2027年春に開業予定。

「星が丘ボウル」跡地で緑豊かな新たな街づくり

 

 

全体イメージ
全体イメージ

 

 

1970年にオープンし、手軽にボウリングを楽しめる施設として親しまれていた「星が丘ボウル」。惜しまれつつも2023年に営業を終了すると、その跡地を活かした新しい街区開発「(仮称)星が丘ボウル跡地プロジェクト」が実行されることとなった。

 

 

名古屋「星が丘ボウル」跡地の再開発 -「星が丘テラス」増床で蔦屋書店出店、新図書館や多目的スペースも|写真9

 

 

「星が丘ボウル」跡地は、商業施設「星が丘テラス」に隣接し、東山動植物園、平和公園ともほど近く、利便性に優れながら緑豊かな環境に囲まれた場所に位置する。今回の再開発の一期A区では、「星が丘テラス」の増床を含めた複合ビルを新設するほか、学校法人椙山女学園の大学施設の新設、街に開かれた歩行者動線や広場の一部整備を行う。

商業施設、図書館などを備えた複合ビル

東山遊園が新設する複合ビルでは、自然との触れ合いやゆったりとした時間を通して自身の成長に必要なピースに出会って欲しい、という思いを込めた「New nature, new me」を開発コンセプトに設定。そのピースの一つとして「本」をキーワードに掲げており、「蔦屋書店」や新図書館が入居する見通しだ。

「星が丘テラス」増床でより充実した商業エリアに

 

 

「蔦屋書店」イメージ
「蔦屋書店」イメージ

 

 

新たに誕生する複合ビルの1・2階は、商業施設「星が丘テラス」の増床により、新たな商業空間として2027年春オープン予定。ライフスタイル提案型書店「星が丘 蔦屋書店(仮称)」が出店し、知的好奇心あふれる大人に向けた書籍や雑誌、雑貨を販売。また、イベントなどを通じて、文化的な出会いや新たなコミュニティを生み出していく。

中層階に「星が丘図書館(仮称)」

 

 

「星が丘図書館(仮称)」3Fイメージ
「星が丘図書館(仮称)」3Fイメージ

 

 

また、複合ビルの3・4階には、これまでの名古屋市図書館とは異なる新たなタイプの新図書館が2028年春に開館予定だ。千種区・東区・守山区・名東区の4区の中核となり、名古屋市初の「アクティブライブラリー」が誕生する。貸出・返却手続きのセルフサービス化、思い思いの過ごし方ができる空間づくりなど、“便利さ”“快適さ”にこだわった図書館に。イベントや地域の情報発信なども行っていく。

 

 

「星が丘図書館(仮称)」4Fイメージ
「星が丘図書館(仮称)」4Fイメージ

 

 

3階は、会話や飲食も可能で大人から子供まで「気軽に楽しめるフロア」とする一方で、4階は集中したい人向けの「落ち着いて過ごせるフロア」に。ゆっくり読書を楽しんだり、学習・調査研究に取り組める空間を整備する。

小劇場を含む多目的スペースも

この他、複合ビル6階には多目的スペースを用意。イベントや演劇などでも利用できる小劇場を含むフロアとなる予定だ。

四季折々の景色を楽しめる芝生広場

 

 

一期A区イメージ
一期A区イメージ

 

 

また、街区中央には芝生広場を整備。四季折々の景色を楽しめる、賑わいと憩いの場となることを目指す。加えて、大学校舎内から街区南東側の住宅地にじが丘方面に抜ける歩行者専用デッキの新設、駐車場へのアクセスも容易となる車路も移設再整備し、より快適に移動できる空間を生み出す。

多目的スペースやコワーキングスペースなど

 

 

大学棟 4階 コラボレーションラウンジイメージ
大学棟 4階 コラボレーションラウンジイメージ

 

 

さらに、椙山女学園大学の新棟も登場。新設される大学施設内には、誰もが主体的に社会に関わっていけるようなサポートを行う「(仮称)星が丘コミュニティスペース」を整備。学生や教職員のみならず、卒業生や地域の人々が交流できる地域コラボレーションエリアとして活用予定だ。働く女性向けのコンテンツの展開や、子育て支援拠点、シアター利用も可能な多目的スペース、コワーキングスペースなどを設け、暮らしと学びが融合する星が丘ならではの街の特性を活かした取り組みを実施していく。

なお、複合ビル・大学棟・広場などが新設される一期A区エリアに隣接した「(仮称)星が丘ボウル跡地プロジェクト」二期B区にあたる区画には、マンション「ブランズ」が2028年4月に開業予定。また、二期C区の計画概要については追って発表される。

【詳細】
「(仮称)星が丘ボウル跡地プロジェクト」
開業時期:2027年春オープン予定※最終的な開業は2028年春予定
所在地:愛知県名古屋市千種区星が丘元町16-45
敷地面積:街区全体 18,510.24㎡(既存第2星が丘駐車場/星が丘テラス一部含む)、一期A区 11,254.35㎡(既存第2星が丘駐車場含む)
※画像はイメージ

■複合ビル
・1〜2階 商業施設(星が丘 蔦屋書店(仮称)) 2027年春オープン予定
・3〜4階 公共施設(星が丘図書館(仮称)) 2028年春開館予定
・5階 オフィス
・6階 小劇場を含む多目的スペース 2027年春開業予定

■大学施設(椙山女学園) 2027年4月利用開始