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セロテープ誕生の知られざる物語を紹介、4月28日まで「ニチバン 「セロテープ」発売70周年」展を開催
2018年04月18日

モリイチ京橋店では、4月10日から28日まで、2階イベントスペースで「ニチバン 「セロテープ®」発売70周年」展を開催。

同展ではニチバンの中島氏、藤田氏の協力のもと、「セロテープ®」の歴史や製造工程、環境配慮などを詳しく紹介した。

ニチバンのロングセラー商品「セロテープ®」は、1948年に発売を開始してから、今年70周年を迎えた。

「セロテープ®」は発売以来、主な原料に「天然素材」を使用している。環境にやさしい循環型のエコロジー製品として、子どもから大人まで安心して使い続けられている。いろいろな素材にしっか貼り付き、石油由来の粘着テープに比べ、静電気が発生しにくく、手でも簡単に切ることができる。0.05㎜の薄くて透明なテープには、同社の長年培ってきたノウハウが詰まっている。

また馴染みの赤・白・青のトリコロールを基調としたパッケージは多くの人に親しまれてきた。

この「セロテープ®」誕生のきっかけは、戦後の日本に駐留したGHQ(連合国軍総司令部)が深くかかわっていたという。

セロハン粘着テープの歴史は1930(昭和5)年、アメリカから始まり、自動車の塗装用に使われるなど、様々な貼る用具として広まっていった。

GHQでは手紙を検閲して封かんするのに、アメリカ製のセロハン粘着テープを使用していた。ところが、アメリカからの輸入が遅れたため品不足が発生。そこで1947(昭和22)年12月に日絆工業(現在のニチバン)に粘着テープの製造を依頼した。日絆工業では全力で開発に取り組み、わずか一ヶ月ほどで試作品を完成させた。

これを見た担当者は「アメリカでもこの品質になるまで10年近くかかったのに、短期間でここまでのものを作るとは」と驚き、日本の技術力をほめたたえたという逸話がある。

GHQへの納品を続ける中で改良を重ね、試作から半年後の1948(昭和23)年6月には「セロテープ®」として一般向けに販売を開始した。

とはいえ、日本ではものを貼り付けるのにテープを使う習慣のなかった時代。当初はまったく売れなかったという。そのため商品の使い方を新聞広告や百貨店での実演。全国各地を宣伝カーで回るなど、地道な広報活動で認知度を広めていった。主な用途として、封筒などの封かん、工作用、包装作業、メモなどの仮止め、ポスター貼りにと、使い方をわかりやすく伝えた。

今では「セロテープ®」をより便利に使うためのツールとしてテープカッター類を次々に開発。使いやすさ、安全性はもちろん、デザイン、機能性にもこだわった。

「セロテープ®」は、セロハン、粘着剤、巻心共に主成分は天然素材を使用。巻心は再生紙から、粘着剤は天然ゴムから作られている。セロハンの原材料は木材のチップ。チップから作られたパルプ(植物繊維)の塊を溶かし、ろ過したものがセロハンの元となるオレンジ色の液体「ビスコース」。それを薄く延ばし、酸性の液体の中に入れると色が白く変化。さらに水で洗浄する事で高品質の透明なセロハンになる。このセロハンを使用することで、燃焼時に有毒ガスが無くCO2の発生量が少ない。


そのため同商品は「バイオマスマーク」「グリーンマーク」の認証を受け、環境にやさしい製品として、オフィスや家庭など幅広いシーンで使われている。

また同社では、各種使用済み粘着テープの<巻心>を回収し、資源として再利用する環境活動「ニチバン巻心ECOプロジェクト」を実施。回収した巻心をダンボールにリサイクルして再利用。その利益金をフィリピンでのマングローブの植樹・メンテナンス活動。島根県江の川「森のしずく」保全活動に役立てる取り組みも行っている。

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開催日:4月10日(火)〜4月28日(土)
平日 9:00〜18:00/土曜11:00〜17:00
会場: モリイチ京橋店 2階イベントスペース
(住所:東京都中央区京橋1-3-2 モリイチビル)
アクセス:JR「東京駅」八重洲中央口 徒歩5分
東京メトロ銀座線「京橋駅」7番出口 徒歩2分
料金:無料
 

ニチバンの中島氏、藤田氏の協力のもと、「セロテープ」の歴史や製造工程、環境配慮などを詳しく展示
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「セロテープ」誕生のきっかけは、戦後の日本に駐留したGHQ(連合国軍総司令部)が深く関わった
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商品キャッチフレーズは「無くしてわかるありがたさ 親と健康とセロテープ」
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「セロテープ」は発売以来、主な原料に「天然素材」を使用している
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「セロテープ」の時と共に熟成していく色の変化を活かした瀬畑亮氏の「セロテープアート」
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