文具・文房具・事務用品・事務機器の総合サイト オフマガNEXT

お問い合わせ

オフィスマガジンonline

ホーム > オフマガ ニュース一覧 > 「平成22年度東京都功労者表彰」で産業振興功労により北星鉛筆・杉谷和俊社長を都知事表彰

「平成22年度東京都功労者表彰」で産業振興功労により北星鉛筆・杉谷和俊社長を都知事表彰
2010年10月01日

 北星鉛筆株式会社 代表取締役社長 杉谷和俊氏 が1日、「平成22年度東京都功労者表彰」で産業振興功労により都知事表彰を受けた。

都では、表彰対象となった主な功績について、以下の二点を挙げた。
《鉛筆おが屑を利用した新商品の開発》
 鉛筆製造時に出るおが屑は、原料板材の約40%に相当し、鉛筆製造業者にとってはその産廃処理コストが大きな悩みの種であった。日本鉛筆工業協同組合では、平成12年に全国中小企業団体中央会の支援を受け「おが屑再商品化の研究」を行ったが、すぐに商品化に結びつくところまでは至らなかった。平成14年、氏は、東京都産業技術研究所の協力のもと、これまでの研究を更に独自に発展させ、玉川大学芸術学部と産学協同でおがくずねんど「もくねんさん」や木のえのぐ「ウッドペイント」の開発、商品化に成功し、全国地場産業大賞(優秀賞)や東京都ベンチャー技術大賞(奨励賞)など数多くの賞を受賞した。

《「観光・鉛筆工場物語」への取り組み》
 むかしから鉛筆工場の見学は、地元の小学校の社会科見学のプログラムに盛り込まれていたが、小学生の見学受入は安全面での設備配慮や見学時の誘導・監督など、たいへん負担のかかるボランティア事業で、見学を受け入れる鉛筆製造業者も年々減っていた。氏は、東京都の基盤技術産業グループ支援事業をきっかけに、関係同業者にも協力を依頼して、地域社会・教育機関への貢献と鉛筆産業のPRのため、自ら工場を「東京ペンシルラボ」と称して東京都の観光資源に提供し、社会見学事業に取り組んでいる。
 

北星鉛筆株式会社 代表取締役社長 杉谷和俊氏
北星鉛筆株式会社 代表取締役社長 杉谷和俊氏

新聞購読申し込み